みなさんこんにちは、ムスイです。
今回は私が独断で選んだ「世界名作劇場で最も悲しいと思った作品のTOP5」を紹介したいと思います。あくまで個人的判断です。世間とは異なる評価になるかもしれませんが、その点、よろしくどうぞです、はい。
第5位:フランダースの犬
第5位は1975年に放送された「フランダースの犬」の主人公「ネロ」です。この作品は悲しい話の定番なのでご存知の方も多いかと思います。
主人公のネロに両親はおらず「おじいさん」と一緒に生活しています。牛乳を町に持っていく仕事で細々と暮らしていましたが、おじいさんが亡くなる、ネロが絵を描くことを嫌う人たち、火事の犯人にされるなどで、最終的には死んでしまうという悲しい最期になってしまいましたね。ラストが悲しいので、私も積極的に視聴したいとは思いません。
この作品、1997年のアニメ映画では、ネロが死んだ教会で「アロアが修道女になる」という話しになっていましたね。
第4位:レミゼラブル~少女コゼット~
第4位は2007年にBS(衛星)で放送された「レミゼラブル~少女コゼット~」に登場する主人公の母親「ファンティーヌ」です。BS放送だったので、見たことが無いという人も多いかもしれませんね。
ファンティーヌは幼い娘「コゼット」をとある町の宿屋の夫婦にあずけ、自分は別の町に出稼ぎに行きます。しかし、預けた夫婦が金銭的にがめつく、頻繁に手紙でお金を要求。その他、色々な不幸も重なり、ファンティーヌは悲しい最期を迎えることになります。世界名作劇場の作品の中では、ダントツに不幸な人物でした。というか、この作品は可哀そうな最期を迎えるキャラがとても多い。
確か、小説の方では自分のハなども売ったんでしたっけ? アニメの方はかなり緩和して描かれていますが、小説はハード過ぎて読もうという気にはなれません。なお、「レミゼラブル」とは「可哀そうな人たち」という意味だそうです。
第3位:小公女セーラ
第3位は1985年に放送された「小公女セーラ」の主人公「セーラ」です。
序盤、セーラは大金持ちの娘として登場するのですが、お父さんが事業に失敗し亡くなってしまったため、一文無しになってしまいました。以降はメイドとして働かされる話となってしまいます。周りは辛く当たってくるし、嫌がらせを受けるしで、見ているこっちが辛くなってきます。
最終的にはハッピーエンドとなりますが、悲しく辛い話がとても長いという印象を受けますね。辛い話は苦手なので、私は終盤のハッピーエンドを迎える話しの方をよく見ます。
第2位:赤毛のアン
第2位は1979年に放送された「赤毛のアン」に登場する主人公アンを引き取った「マシュー」です。
マシューは元々心臓が弱かったということもあり、銀行がつぶれ財産を失ってしまったという事実を知り、心臓発作で亡くなってしまいます。マシューの葬式、妹のマリラの悲しみ、アンの悲しみと、綺麗に描かれており、とても心を打ちます。
第1位:ペリーヌ物語
第1位は1978年に放送された「ペリーヌ物語」に登場する主人公ペリーヌの母親「マリ」です。名前はマリですが、作中で使われているシーンがあったかどうかはピンと来ませんね。基本的には「お母さん」と呼ばれています。
世界名作劇場でもトップクラスに善良な人物なのですが、体が弱く、旅が過酷であったため体調を崩し、寝たきりになってしまいます。最後はペリーヌをおじいさんの元へ届けようと無理をしてしまい、それが原因で亡くなってしまいました。
この作品を見ていると、お母さんが死んでしまうとわかっているだけに「アルプス越え」あたりから見るのが辛くなってくるんですよね~。
あとがき
「最も悲しい話」というタイトルにしましたが、実際は「最も見るのが苦痛になる話し」という基準で選んでいます。
「フランダースの犬」と「小公女セーラ」は、不幸な話が多くて積極的に診たいとは思わないという印象の作品ですね。
「レミゼラブル~少女コゼット~」は、全体的に不幸な話が多くて、ファンティーヌがダントツに不幸過ぎるという印象です。ただ、ファンティーヌは登場機会が多くはないので、そこまで強い感情移入がありません。
「赤毛のアン」のマシューは突然の死ではありましたが、マリラとアンの悲しみの描き方が見事としか言いようがありません。確か、小説の原作にはないアニメオリジナルだと思います。良い仕事をしていますよ。
「ペリーヌ物語」のお母さんは、徐々に徐々にとお母さんが弱っていく姿がとても辛くてたまりません。見るたびに「こうすればお母さんを助けることができたのに!」とか、「私がいたら絶対に助けたのに!」とか、一生懸命助ける方法を考えながら視聴してしまいます。本当に悲しい出来事でした。