世界名作劇場「アルプスの少女ハイジ」に登場する「ペーター」。どういったキャラなのか、独自視点で考察してみようと思います。
ペーターの性格
◆人づきあいが下手
第1話で登場するペーターは「無口」で「あまり人と関わりを持とうとしない」というキャラでした。ハイジともすぐには打ち解けませんでしたし、クララ、ロッテンマイヤーさんに対しても、はじめは強く警戒していました。
これは製作者側の考えとして
・ペーターはヤギ飼い
・人間とあまり関係を持たない
・だから無口で人付き合いが下手というキャラにした
ということではないかなと思いました。それと、「村から離れた場所に住んでいる」というのも一因でしょうかね~。
◆ハイジのことが好き
ペーターは今まで「山の牧場」へは一人で行っていましたが、第3話からハイジと一緒にいくようになりました。
いつも一人でいたペーターにとって「一緒にいてくれるハイジ」はとても大きな存在になったことでしょう。そういった理由からか「ハイジが牧場に行かない」ということになると、とても不機嫌になります。
子供向け作品であるため、「好き」というストレートな表現ではなく、「ハイジと一緒にいられないことで不機嫌になる」という表現を使っているものと思われます。なかなか微笑ましい愛情表現です。
ペーターの家族
◆家族関係
・おばあさん
・お母さん
・ペーター
ペーターはこの3人家族となります。
「おばあさん」は眼が見えません。そのため「お母さん」はおばあさんの面倒を見なければいけません。
理由はわかりませんが、「おじいさん」と「お父さん」はまったく登場しないため、もう亡くなっているのでしょうね。
◆ペーターは一家の大黒柱
先に書いた通り、「おばあさん」は眼が見えませんし、「おかあさん」はおばあさんの面倒を見なければいけません。そのため、働きに出ることができません。
そういった理由から、ペーターが「ヤギ飼い」として働いているものと思われます。作中では特に語られませんが、家族の為に当たり前のように働くペーターはとても立派です。
◆山の上に住んでいる理由は?
ペーターの家は、村よりもずっと上の山の方にあります。
どうしてペーターの家は山の方にあるのか? おそらく、ペーターの「おじいさん」と「お父さん」は、何らかの職人だったのではないでしょうか。そのため「木」が必要になるため、山の方に住んでいたものと思われます。
しかし、「おじいさん」も「お父さん」も亡くなってしまっています。村に住んでも良さそうなところですが、「お金が無い」「お父さんたちとの思い出が」といった理由から、今も山の方に住んでいるのではと思います。
ペーターが大人になった未来を予想
ペーターのその後の未来を予想してみようと思います。
◆ペーターの仕事は?
第39話で、ペーターが「競技用のソリ」を自分で作るという話しが描かれています。そして、なかなか才能があるようです。
今後も「ハイジのおじいさん」に木の加工の仕方などを指導してもらうことでしょう。そうなりますと、ペーターは「おじいさん」の跡を継いで「木工細工」「大工」などの職人になる可能性が高そうです。
◆ペーターの家族は?
・ペーター
・ハイジ(結婚)
・ペーターのお母さん
将来的にはこの3人で、自然豊かな山の中で生活することになりそうです。
血縁者としては「デーテ(ハイジの母親の妹)」がいますが、都会かぶれになっていましたし、ハイジ自身も愛着を持っているというわけではありませんでした。しかも、嘘をついて強引にドイツに連れて行ったくらいですからね。ハイジが好んで一緒に生活するとは思えません。